19才を迎える猫

大学をちょっとばかし出た頃に、何故かはるばる県を越えてきた兄妹猫。寅模様の、頭の模様は薔薇みたいな可愛い茜ちゃん。ロシアンブルーもどきのサバ猫のペコ。あとから窓を叩いて入ってきた白猫のシロちゃん(目がオッドアイだった)。
始めに私が居なくなって。茜がほろりといって。シロもダウンして。19才のおっさんが残った。
年に数度しか会えないけど、うちのこは可愛い。
帰った日は、ツンデレ。翌日はごろごろ。そして私はいなくなる。
猫にとっても、私にとっても、別れは辛い。
いつかいく、虹の橋の向こうには、人間も行けるのだろうか。
日本人は山に帰るのだという。
いつか、会えると良い。