実家に帰る予定があったので、少し遅めの吉野の桜見物に、母と二人で珍道中。
というか、桜が目的ではなく、「吉野に作られている万葉博物館?に行きたい」と母が言ったため。
飛鳥に万葉文化館なるものがあるけど…
「そんな大きいとこじゃないし、吉野にあるって聞いたわよ」とのこと。
検索にちとうるさい私もざくざく検索かけて、ようやく「吉野町 吉野歴史資料館」であることが判明。ハハは毎月万葉の会なるもので万葉集を鑑賞する機会を持っているのだけど(女学校出ではないけれど気質は女学校出ですな。いまだに勉強しようとする心持、リベラルアーツ全盛です)、そこの先生(大学を退職した元教授)が情報源。数年前に行ったとのこと、展示は小さいけれど、その土地にあることがとても良い。という博物館らしい。
最近は、博物館だけ行って、はい、さようなら、という観光旅行が多いみたいだけれど、やはり文化というのは、それだけで構成されているわけではないと思うので、旅行に行くときは、下調べはもちろんのこと、回りの風土が分かるような歩き方をするよう心がけている。
ハハと行く場合は、そうね、そういうことが多いわね(遠い目…)

第一日目は、大和上市下車、バスで吉野歴史資料館、宮滝遺跡周辺散策と決定。
吉野で宿をとり、2日目は午前中に西行庵を経て、できれば吉野神宮経由で京都まで、そこで東西に分かれます?という予定に。

第1日目は非常に順調でした。
無事資料館も見れて、宮滝遺跡(ハハは中世より古代の方が好き。私はここに伊勢街道への分岐があることを再認識)、あとは周辺の中世遺跡をぐるぐる歩きまして。天気もよし。すがすがしい神社もあり。宮滝遺跡そのものはちょっと見えなかったけど(道から少し遠い)山々を見ながら、ああ、このあたりで、と少しく感動し。通算5Kmは歩いたでしょうか。今日の運動もよしよし。
そういえば、吉野杉の産地ってここだっけとボケてみたりしてました。
帰りのバスが1時間後?ということで、タクシーに乗って上市まで。タクシーの運転手さんとお話すると地方の情報が割と手に入りますね。←去年、言葉の通じないソウルでも同じ手を・・・。

宿は吉野の旅館に。最盛期ではないので、目玉は飛び出ませんがそこそこなお値段。
お湯も良かったし。ご飯も関西風で上品?だし。ババと老娘は9時には夢の中。