公共図書館の本は、基本、捨てないと思っている人が多い。が。
10年以上昔の本は、ほぼ、ない。
大学図書館でさえ、廃棄は行われる。県立図書館でも、スペース的に、無理。
国立国会図書館があるからいいんじゃね?という意見もあるだろう。でも。地方の本の、どれだけが中央に集まっているか。

では、保存すべき本や資料の選別を行うのは誰か。
何を基準にして本を選ぶのか、その回答をすべきは司書である、はず。
でも、最近の(最近とは限らないけど)公共図書館に、その地方を知り尽くした司書が、利用者を見ている司書がどれだけ所属しているのか。

本来、図書館は100年先を見越した文化政策に位置するのではないのか。
国破れて山河あり、とはいうが。
国はあるけど、文化なし。そんな国にはなりたくない。